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皆さま、こんにちは。
日増しに秋も深まり心地よい季節となりました。秋は何をするにも良い季節ですよね!
「食欲の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」...などなど。
皆さまの秋は何の秋でしょうか?
私事ですが、近くの図書館に「読書の秋」を求めて行ってきました。
・・・むりやり話しをもっていきますが・・・(^‸^;)
図書館で閲覧した中で、とっても素敵な本に出会いました!!
それは、和田菜穂子さん著書の『北欧のモダンハウス~建築家が愛した自邸と別荘~』という本です。
職業柄でしょうか!?・・・どうしても、建築関係の図書に目が行ってしまいます。
この本では、20世紀を代表する7人の北欧の建築家の自邸と別荘に注目し、
どのようなプロセスを経て、理想の住宅を実現したのかを紹介しています。
その7人の建築家のひとりとして、
フィンランドの20世紀を代表する世界的な建築家で、家具のデザイナーであり、私も大好きな建築家のひとりのアルヴァ・アールトの事も取上げられていました。
その妻アノイ・アールトとのロマンスが描かれているなど、堅苦しい建築図書でなく、とても読みやすい本でした。
有名な建築家であっても理想の家を実現する為には、家族や妻の協力が不可欠だったようですね!北欧のデザインや建築に興味がある方はぜひ読んでみてください!
また、たくさんの写真やスケッチが掲載されているので、見ているだけでも楽しい本です!
最後に、アルヴァ・アールトの言葉です。
その本から、抜粋してご紹介したいと思います。
『建築にせよ、そのディテールにせよ、とにかく生物学に関連があるということです。
それは大きな鮭あるいは鱒のようなものです。彼らは決して生まれながらにして成熟している訳ではないのです。(中略)魚の卵が成熟した生物になるのに時間がかかるように、
何事も、思想の世界の中で展開して実を結ぶには時間が必要なのです。建築には他の創造的仕事よりも遥かにこういう時間がいるのです』
つまり、アールトは、建築は生物のように時間とともに成長するものであると考えていたのですね。
・・・深い言葉です。
そんな建築に携わる人間として、誇りや喜びとともに、
自分自身感性を磨き、もっともっと成長していかなきゃと思う今日この頃です。
もう1冊。アールトの作品集も借りました。こちらも素敵な本でした(^0^)~♪