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家づくりコラム

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【災害時も安心して暮らせる家づくり】新築時に備えておくべきこととは?

地震、台風、豪雨、そして大雪――。
日本はさまざまな自然災害に見舞われる国です。近年の災害の激甚化を目の当たりにして、「災害に強い家を建てたい」と考える方が増えています。
しかし、「太陽光発電」「蓄電池」「耐震等級」「制震ダンパー」など、災害に強い家づくりは、何から備えればいいのか分からなくなってしまう方も多いのではないでしょうか。
今回のコラムでは、新築時に備えるべき災害対策設備を「優先度★★★3段階」に分類してご紹介します。


災害対策設備は「優先順位」で選ぶ

「あれもこれも」と必要な設備を考えているうちに、予算が膨らんでしまう。これは災害対策を検討する際によくある悩みです。
災害対策設備をすべて導入しようとすれば、数百万円規模の追加費用が発生します。また、設備によっては設置スペースが必要だったり、メンテナンスコストがかかったりと、導入後の負担も無視できません。限られた予算の中で、何を優先すべきかを見極めることが大切です。


「命を守る」→「生活を維持する」→「快適性を保つ」の順番

災害対策設備は、以下の3段階で優先順位を考えると良いでしょう。
1.命を守る(最優先): 家の倒壊を防ぎ、家族の安全を確保する。
2.最低限の生活を維持する(推奨): 停電・断水の中でも、自宅で数日間過ごせる機能を確保する。
3.快適性を保つ(理想): 長期的な在宅避難でも、普段と近い生活レベルを維持する。


災害対策設備を、優先度「最優先★★★」「推奨★★」「理想★」で整理しよう

「最優先・推奨・理想」という明確な基準があれば、予算が限られている場合でも「まず★★★だけは確実に準備しよう」と判断しやすくなります。
また、将来的に追加できる設備もあるため、「今は★★★と★★だけ入れて、余裕ができたら★を追加しよう」という段階的な計画も立てやすくなります。
今回のコラムでは、以下の3段階で災害対策設備を分類します。
この基準に沿って、具体的な設備を見ていきましょう。

優先度★★★(最優先): 命を守り、最低限の生活を維持するために外せない性能・設備。
優先度★★(推奨): 在宅避難の質を向上させる設備。
優先度★(理想): 長期的な災害や、より高い快適性を求める場合に検討する設備。


【優先度★★★】命を守り、最低限の生活を維持する性能・設備

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ここでご紹介する3つの設備は、安心できる家づくりの揺るぎない土台となります。

耐震等級3(構造の安全性)

耐震等級3は、地震大国日本で家を建てるなら絶対に外せない、命を守るための性能です。耐震等級3は、建築基準法が定める最低基準(耐震等級1)の1.5倍の強度を持ち、震度6強〜7クラスの地震でも倒壊しない性能を備えています。
さらに、一度大きな地震を経験した後の余震にも耐えられる構造強度があります。
2016年の熊本地震では、震度7の地震が2回発生しました。この際、耐震等級1の住宅の中には倒壊・大破したものもありましたが、耐震等級3の住宅は、継続して住み続けることができました。
2024年の能登半島地震でも、耐震等級3の住宅は被害が軽微だったという報告があります。
耐震等級3を取得するには、構造計算をしっかり行い、壁量・接合部・基礎などを強化する必要がありますが、これこそが「命を守る家」の絶対条件なのです。


エコキュート(災害時の水確保)

災害時、最も困るのが「水」の確保です。トイレを流す、手を洗う、食器を洗う、洗濯をする...
日常生活のあらゆる場面で水が必要です。
エコキュートは、通常370L〜460L程度の水をタンクに貯めています。断水が発生しても、このタンクの水を「非常用取水栓」から取り出せば、数日間の生活用水として使えます。
飲料水には適しませんが、トイレや洗濯には十分活用できます。
大規模災害時、電気の復旧は比較的早く進みやすいと言われていますが、水道の復旧には1週間以上かかることも珍しくありません。
選び方のポイントとしては、「非常用取水栓」が標準装備されている機種か、停電時でも取水できる「手動バルブ式」であるかを確認しましょう。


防災備蓄スペース(最低限の生活物資)

災害発生直後は、店舗が閉まったり、物流が停止することで、食料や日用品が手に入らなくなります。
自宅に備蓄があれば、慌てて買い出しに行く必要がなく、安全に自宅で過ごせます。
また、エコキュートで水が確保できても、飲料水は別途必要です。
非常食、飲料水、簡易トイレ、懐中電灯、電池、カセットコンロとボンベなど、最低限3日分(できれば1週間分)の備蓄を保管するスペースを、家の設計段階で確保しておくと安心です。
4人家族で1週間分の備蓄をする場合、水だけでも2Lペットボトル×3本/日×7日×4人=168L(約84本)が必要です。これに非常食、簡易トイレ、カセットボンベなどを加えると、かなりのスペースが必要になります。
しかし「備蓄したいけど置く場所がない」という理由で十分な備蓄ができていないご家庭もあります。
いつおきるか分からない災害のためにも、家の設計段階で、玄関近くや階段下など、取り出しやすい場所に1畳以上の備蓄スペースを確保しましょう。
棚やラックを設置して、賞味期限管理がしやすい工夫や、湿気対策として換気ができる場所を選ぶことも大切です。
また、カセットコンロがあれば、簡単な調理ができ、お湯を沸かしたり、カップ麺やレトルト食品を用意したりすることができます。温かい食事は、災害時の精神的な安定にも大きく寄与します。


【優先度★★】在宅避難の質を上げる・推奨設備

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太陽光発電(停電時の電力確保)

太陽光発電の「自立運転モード」を使うことで、停電時でも昼間は電気が使えます。
大規模災害では、停電が数日から1週間以上続くこともあります。電気がなければ、スマホの充電ができず情報収集ができない、冷蔵庫が止まって食料が傷む、夏は熱中症、冬は寒さで体調を崩すリスクが高まります。
太陽光発電があれば、「自立運転モード」で電気を使うことができます。スマホやモバイルバッテリーの充電、冷蔵庫の稼働、扇風機や電気ストーブの使用など、基本的な生活に必要な電力を確保できます。
一般的な住宅用太陽光発電(4kW程度)なら、晴天時には1.5kW程度の電力を自立運転で使用できます。これは冷蔵庫(約100W)、スマホ充電(約10W)、扇風機(約50W)、ノートPC(約50W)などを同時に使える電力量です。
太陽光発電の選び方のポイントとして、容量は4kW以上がおすすめです。発電量が多いほど災害時も安心でしょう。あわせて、「自立運転機能」が必ず付いていることを確認しましょう。パワーコンディショナーの設置場所については、浸水しない高さを考慮してください。

雨水タンク(断水時の生活用水)

雨水タンクは、雨水を集めて庭の水やりや洗車に使う貯水タンクで節水・防災が目的の設備です。
エコキュートのタンクには限りがあります。数日の断水なら十分ですが、1週間以上の断水になると水が足りなくなる可能性があります。
雨水タンクがあれば、雨が降るたびに生活用水を補充でき、エコキュートの水を温存できます。また、普段から庭の水やりや洗車に雨水を活用すれば、水道代の節約にもなります。
選び方のポイントとしては、大きいほど安心ですが、設置スペースを考慮しましょう。
フィルター付きで落ち葉やゴミが入らない構造のものを選び、蛇口付きで取水しやすいタイプがオススメです。


【優先度★】長期災害にも対応・理想の設備

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蓄電池(夜間・悪天候時の電力確保)

蓄電池は、太陽光発電の弱点である「夜間・曇天時に電気が使えない」問題を解決します。
太陽光発電だけでは、夜間や雨天・曇天時には発電できません。蓄電池があれば、昼間に発電した電気を貯めておき、夜間や悪天候時にも電気を使い続けることができます。
冷蔵庫を24時間稼働させる、夜間も照明やエアコンを使う、といったことが可能になり、ほぼ通常通りの生活を送れるでしょう。
一般的な家庭用蓄電池の容量は5〜10kWh程度と言われています。太陽光発電とセットで導入し、家族構成や使用電力に応じて専門家と選びましょう。
全負荷型で家全体をカバーするか、特定負荷型で一部のみをカバーするかの検討も大切です。

エネファーム(電気とお湯の同時供給)

エネファームは、ガスがあれば電気とお湯を同時に作れ、停電時にも発電を続けられる設備です。都市ガスやLPガスから水素を取り出し、空気中の酸素と化学反応をさせて発電します。太陽光発電が使えない夜間や悪天候時でも、ガスの供給が続いていれば電気とお湯を確保できます。

地域や災害の種類で、優先度は変わります

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優先順位別の設備をご紹介してきましたが、実は「どの設備を優先すべきか」は、お住まいの地域や想定される災害の種類によって変わります。
地震が多い地域、水害リスクが高い地域、台風や豪雪の影響を受けやすい地域など、地域特性に応じた性能・設備のポイントを解説します。

地震多発地域

地震リスクが高い地域では、耐震性能と停電対策を最優先に考えましょう。
南海トラフ地震や首都直下地震など、大規模地震のリスクが高い地域では、まず家が倒壊しないこと、そして停電が長期化しても生活できることが重要です。地震による停電は、電柱の倒壊や発電所の停止などで数日〜1週間以上続くことがあります。

水害リスク地域

水害リスクが高い地域では、浸水対策と2階への設備配置を優先しましょう。
近年のゲリラ豪雨や台風による河川氾濫で、床上浸水・床下浸水の被害が頻発しています。
1階が浸水しても生活できるよう、2階に水回りや電気設備を配置することが重要です。

台風・塩害地域

台風と塩害の影響を受けやすい地域では、耐風性能と防錆仕様を優先しましょう。
風で屋根が飛ばされたり、窓ガラスが割れたりすると、家の中が水浸しになり、住めなくなってしまいます。また海沿いでは塩害で設備が劣化しやすいため、防錆対策は必須です。

豪雪地域

豪雪地域では、耐雪構造と停電時の暖房設備を最優先に考えましょう。大雪による停電で暖房が使えなくなると、命に関わります。冬季の北海道・東北では、室内温度が氷点下になることもあり、凍死のリスクがあります。

まとめ

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新築時に備えておくべき災害対策の性能・設備は、「優先順位」を明確にすることが重要ポイントです。
優先度★★★(最優先)の設備「耐震等級3、エコキュート、防災備蓄スペース」は、どの地域でも絶対に外せないといっても過言ではないでしょう。太陽光発電、雨水タンク、カセットコンロ設備を追加すれば、いざというときに安心です。
大切なのは、「すべてを完璧に備えること」ではなく、「自分の家族と地域に本当に必要な設備を見極めること」です。
災害に強い家づくりは、あなたと家族の命を守り、安心して暮らせる未来をつくる第一歩です。

渡辺建設は、強度と耐震で家族を守る、性能を極めた家づくりをしています。
お客様一人ひとりに合った安心・安全な家をご提案いたします。
新築時に備えておくべき家の性能についてのご相談も可能ですので、お気軽にお問合せください。

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