COLUMN
家づくりコラム
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家づくりコラム
ふわふわの毛並み、大きくてキラキラした瞳、甘えん坊な一面など、私たちを惹きつける猫の魅力は数え切れません。
そんな愛くるしい猫と「一緒に暮らしたい!」と思っている方、猫との暮らしをもっと充実したものにしたい!とお思いの方も多いのではないでしょうか。
今回のコラムは、猫と一緒に暮らす快適な家についてご紹介していきます。
猫を飼うきっかけとして、「猫が好きだから」という理由で飼い始めた方はおよそ6割も! 一緒に暮らす前に、まず猫の「好きなこと」と「嫌いなこと」を知っておきましょう。
●高い場所に登りたいにゃぁ~
猫は、狩猟本能がある動物です。高い場所から周囲を見渡し、安全を確保するために、本能で、高い場所に登ると言われています。
高いところからの眺めは、確かに心地よいですよね。猫は、高いところが大好きです。
●お日様でのひなたぼっこ
あたたかい日差しのもと、ひなったぼっこをすることが、猫にとってのリラックス時間。日光浴は猫を健康にし、毛艶も良くなる効果があります。
●飼い主と触れ合う時間
ツンとした態度をとることもある猫ですが、本来は飼い主とのスキンシップを好みます。 ブラッシングをしたり、じゃれあったり、触れ合ったりと、積極的にコミュニケーションをとっていきましょう。
しかし、強制的な抱き上げやじゃれあいは、自由な性格を好む猫にとって悪影響です。猫が自ら触れ合いを求めるタイミングを尊重しましょう。
●高い音や突然の騒音
敏感な聴覚を持っているので突然の大きな音やドアのノック、掃除機の音で猫を驚かせたり不安にさせることがあります。何気ない生活音が、猫に不快感を与えてしまうこともあるので、注意が必要になります。
●長時間の孤独や刺激不足
猫は社交的な生き物であるため、孤独や刺激不足が大きなストレスになります。
おもちゃで遊んだり、触れ合う時間をつくるなど定期的なコミュニケーションを心がけましょう。猫の気分で相手にされなくても大丈夫、猫のことを考えての行動が大切になります。
それぞれの猫により多少の違いがありますが、以上が基本的な猫の特性と言われています。
では、猫が快適に暮らせる家は、どのような環境なのでしょうか?
猫が好きなことの中に「高い場所に登ること」があります。
上下運動ができるキャットタワーや、壁や天井部分にキャットウォークを設置してあげることで、猫の毎日が楽しくなり、運動不足解消やストレス解消につながります。
運動スペースはどこでも構いませんので、猫の運動スペースを用意してあげるのがオススメです。
日向ぼっこができるスペースをつくることも、猫の快適な生活に役立ちます。
外の光や空気を感じられるよう、日当たりの良い場所、窓辺や階段の踊り場に猫用ソファーやクッションを置くことで、居心地の良い時間を過ごしてもらうことができるでしょう。
家全体に光をとりこめるよう、大きな窓+吹き抜けのある空間も素敵ですね。
猫は社交的な一面をもちつつも、単独行動を好みます。
飼い主と良好な関係であっても、四六時中一緒にいることはストレスになってしまうもの。 まさにツンデレですね。
そこで、猫が人に干渉されないで過ごせるプライベートな空間をつくってあげましょう。
具体的には、先程ご紹介した、キャットウォークなどの猫専用スペースをつくること。
また、猫は自分の隠れ家やベッドを持つことで安心感を得る特徴があるので、キャットハウスや猫用のベッドをつくってあげることで、プライベートを守ってあげることができます。
以上が猫が快適に過ごせる環境づくりの基礎知識です。
しかし、実際に猫と一緒に暮らしてみると大変なこともしばしば。
例えば「トイレの管理」「毛の管理」「騒音」などです。
そこで、猫だけでなく人間も快適に暮らせるポイントをご紹介します。
例えばトイレの場合、猫は排泄をした後に砂かきをする習慣があります。
砂かきが激しくて、トイレ周りの掃除が大変という声も。
解決策は、トイレのサイズを体長の1.5倍以上の長さにすることです。もしくは、トイレの中で方向転換ができるサイズを選びましょう。
掃除の負担が軽減されますよ。
トイレを設置するスペースにも考慮が必要です。おすすめの場所は、リビングや洗面所です。
リビングは、飼い主がトイレのチェックをしやすく、こまめに掃除ができるメリットがあります。
洗面所においては、換気扇により、においがこもらないというメリットがあります。
最近では、においが気にならない上に、掃除も楽になる、猫用自動洗浄トイレも人気です。
もうひとつ、ワタケンホームの愛猫家コーディネータこと、川本がお勧めするトイレの設置場所は、トイレです。
1.5畳トイレスペースを確保できれば、造作流し台の下に猫用の専用トイレを設置することが可能です。入り口には、猫専用の出入り口を設置します。
次は、床材選びについて。床選びもまた重要です。
傷や汚れが目立たない素材選びなどに悩んだ際は、弊社の愛猫家コーディネーターにお気軽にご相談くださいね。おすすめの床材をお伝えします。
猫との暮らしで気をつけたいのが、猫が上下運動する音や鳴き声です。隣家とのご近所トラブルに発展してしまうことも。防音対策は、猫も人間も、お互い心地よく暮らすために大切ですよね。
ご近所様とのトラブルにならないよう、床にカーペットを敷いたり、猫のゲージを壁から離す等の対策をされている方も多いです。家自体に、防音対策を施すことも可能です。
最近では、猫に限らずペットと暮らす際の騒音対策に関心をもたれている方も増えています。
身軽な猫は、様々な場所へ移動できるため、安全面に十分配慮することが大切です。
例えば、キッチンのトラブルとして、「食品類の誤飲」や「シンクに入りこんでしまった際の怪我など」が予想されます。
猫が入ると危険な場所には、スクリーンや柵を設置したり、誤飲を防ぐために、キッチン収納に扉を設けて入れないようにする工夫が大切です。
運動神経抜群の猫ですが、事前にできる対策は取っておきましょう。
今回は、猫と快適に暮らすための家づくりについてご紹介しました。
現在、ペットと暮らしたいと考えている方の需要は増え続けていますが、ペットと暮らす人たちに適した住まいはとても少ないのが現状です。
ペットと暮らす人たちは、「ペットに優しい床にしたい」「ペットも洗える洗面台がほしい」「傷やにおい対策になる建材が必要」など、一般の家庭とは異なる悩みがあります。
ワタケンホームでは、快適なペット住宅を設計できる専門家として、現在お悩みを抱えている方、ペットと暮らす生活を前提に家を建てたいと考えている方へ、充実したペットとの暮らしを叶える家づくりをご提案しています。
ペットに関する住まいのご相談については、お気軽にワタケンホームへご相談ください。