COLUMN
家づくりコラム
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平屋を建てるなら、まず知っておきたいのが新築にかかる費用です。
必要な予算は、建物の坪数や間取り、設備・仕様などによって変わるほか、土地をすでに所有しているか、これから購入するのかによっても大きく異なります。
特に、10坪・15坪・18坪などのコンパクトな平屋を検討している場合は、「どのくらいの広さなら快適に暮らせるのか」「坪数を抑えることで、どの程度費用を抑えられるのか」といった点も考えておきたいところです。
今回は、静岡県東部で平屋を新築する場合の費用について、静岡県の注文住宅にかかる建築費や平屋ならではの費用の特徴を踏まえ、坪数や土地の有無によって必要な予算がどのように変わるのかを解説します。
さらに、予算を抑えながらコンパクトで快適な暮らしを実現するための、間取りや仕様の工夫についても紹介します。
平屋の新築費用がどのくらいになるのか確認したいところですが、平屋に絞った建築費の公的な統計は公表されていません。
そこで、まずは住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」の2025年度データから静岡県の注文住宅にかかる建築費を見て、平屋の新築費用を考える際の出発点となる金額を確認してみましょう。
平屋の費用そのものを示すデータではありませんが、静岡県で家を建てる場合の建築費がどの程度なのかを知るための参考になります。
2025年度の静岡県の注文住宅の平均建設費は4,266万円、平均住宅面積は約114㎡です。※1
平均住宅面積を坪数に換算すると約34.5坪となり、平均建設費から算出した坪単価は約123.7万円/坪になります。※
※ 1 参考・出典:住宅金融支援機構「2025年度 フラット35利用者調査(2025年度集計表)」
※ 1坪=約3.3058㎡として換算

10坪・15坪・18坪は、それぞれ約33㎡・50㎡・60㎡の広さです。坪数が変わると、確保できる居室やLDK、収納などの広さにも違いが出てきます。
・10坪(約33㎡)
必要な空間をコンパクトにまとめた間取りが中心になります。LDKや居室、収納などを限られたスペースにどう配置するかがポイントです。
・15坪(約50㎡)
10坪と比べて使える空間にゆとりが生まれ、LDKや居室、収納などの配置にも選択肢が増えてきます。
・18坪(約60㎡)
さらに空間に余裕ができるため、居室や収納の広さを確保したり、生活動線を考えた間取りを取り入れたりしやすくなります。
一人暮らしや少人数世帯の平屋では、必要な部屋数が比較的少ないため、10坪・15坪・18坪といったコンパクトな広さも選択肢になります。
国土交通省では、世帯人数に応じた住宅の広さを考える際の基準として「誘導居住面積水準」を示しています。戸建住宅を想定した一般型では、一人暮らしは55㎡(約16.6坪)、2人暮らしは75㎡(約22.7坪)とされています。※2
一人暮らしでは16〜17坪程度、2人暮らしでは20坪を超える広さをひとつの基準にしながら、検討するとよいでしょう。
ただし、必要な広さは、寝室の数や収納量、趣味や仕事のためのスペースを設けるかどうかによっても変わります。坪数だけで決めるのではなく、世帯人数と必要な空間を照らし合わせながら、自分たちの暮らしに合った広さを考えることが大切です。
※ 2 参考・出典:国土交通省「住生活基本計画(令和3年3月19日閣議決定)」
※ 1坪=約3.3058㎡として換算

平屋を新築する際は、建物の費用だけでなく、土地をすでに所有しているか、これから購入するのかによっても必要な予算が変わります。
土地を所有している場合は建物を中心に予算を考えられますが、土地から購入する場合は、土地代も含めて全体の資金計画を立てる必要があります。
ここでは、土地の有無によって予算の考え方がどのように変わるのか、公的な調査結果を参考に見ていきます。
すでに土地を所有している場合は、新たに土地を購入する必要がありません。
先ほど紹介した静岡県の注文住宅の平均建設費4,266万円※1を参考に、建物を中心に予算を考えることができます。
土地代がかからない分、建物の間取りや設備・仕様、外構工事などに予算を配分しやすく、暮らしに合わせた住まいづくりを検討しやすくなります。
ただし、土地を所有していても、そのまま家を建てられるとは限りません。土地に高低差がある場合などは、土地を整える工事が必要になることがあります。また、地盤改良や上下水道の引き込みなど、建物以外の工事に費用がかかる場合もあります。こうした工事が必要かどうかや費用について、住宅会社に確認しておくと安心です。
土地から購入して注文住宅を建てる場合は、土地代と建物費用の両方を考える必要があります。
国土交通省「令和7年度 住宅市場動向調査」によると、土地を購入して注文住宅を建てた世帯の住宅建築資金と土地購入資金を合わせた金額は、全国平均で7,646万円、中央値で5,100万円でした。※3
土地の価格はエリアや広さによって異なるため、希望する場所や土地の条件によって、建物にかけられる予算も変わってきます。
また、土地を購入する際には、土地代のほかに仲介手数料や登記にかかる費用などの諸費用も必要になります。さらに、土地の状態によっては、造成工事や地盤改良、上下水道の引き込みなどが必要になることもあります。
土地から購入する場合も、土地代だけでなく、購入時の諸費用や家を建てるために必要な工事の費用も含めて、予算を考えておくことが大切です。
※3 参考・出典:国土交通省「令和7年度 住宅市場動向調査」
※全国の「土地を購入して注文住宅を建てた世帯」を対象とした調査であり、平屋に限った金額ではありません。

静岡県東部で土地を購入して平屋を建てる場合、土地にかける予算はエリアによっても変わってきます。沼津市・三島市・裾野市・長泉町など、同じ静岡県東部でも土地の価格には違いがあります。
また、土地の価格はエリアだけでなく、土地の広さや立地、形状などによっても異なります。そのため、平屋を建てるための土地を探す際は、希望するエリアの相場を確認しながら、建物にかけられる予算とのバランスを考えることが大切です。
静岡県東部エリアの土地相場・坪単価については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
▶ 静岡県東部の注文住宅の坪単価はいくら?沼津・裾野・御殿場の相場と総額の考え方
平屋は、同じ延床面積の2階建てと比べると、建築費が高くなりやすいといわれています。
ただし、平屋の建築費は坪数だけで決まるわけではありません。間取りや設備・仕様、土地の条件などによっても必要な費用は変わります。
平屋の建築費が高くなりやすい理由の一つが、同じ延床面積でも、基礎や屋根に必要な面積が大きくなることです。
たとえば、延床面積30坪の住宅の場合、2階建てなら1階15坪・2階15坪のように床面積を上下に分けて配置できます。一方、平屋では30坪すべてを1階に配置するため、建物を支える基礎も大きくなります。
屋根も同様に、平屋では30坪の建物全体を覆う必要があるため、2階建てより屋根の面積が大きくなりやすくなります。
このように、平屋は建物を横に広げることで、基礎や屋根の工事範囲が大きくなります。そのため、材料費や施工費も増えやすくなります。
平屋の新築では、建物本体の工事費だけでなく、外構工事や地盤改良などの付帯工事、登記や住宅ローンに関する諸費用なども必要になります。
注文住宅の総額や、具体的にどのような費用がかかるのかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ 静岡県東部の注文住宅の坪単価はいくら?沼津・裾野・御殿場の相場と総額の考え方

平屋の新築費用は、坪数や間取り、設備・仕様などによって変わります。限られた予算の中で満足できる住まいにするには、ただ坪数を減らすのではなく、必要な空間を確保しながら、無駄なスペースをつくらないことが大切です。
希望をすべて盛り込むと予算オーバーになることもあるため、間取りや収納、設備・仕様を工夫しながら、予算をかける部分と抑える部分を考えることがポイントになります。
コンパクトな平屋では、限られた床面積をどのように使うかが、暮らしやすさを左右します。
たとえば、廊下をできるだけ減らしてLDKや居室に使える面積を確保したり、LDKを中心に各部屋を配置して移動しやすくしたりすることで、無駄なスペースを抑えながら生活しやすい間取りをつくれます。
また、部屋を必要以上に細かく分けず、家族構成や暮らし方に合わせて必要な広さを考えることも大切です。
坪数を抑える場合でも、単純に部屋を小さくするのではなく、普段の生活で使う空間に優先して面積を配分することがポイントです。実際の平屋の間取り例を参考にすると、暮らし方に合った広さや空間の配置もイメージしやすくなります。
▶ 平屋を建てたい方必見!おすすめ間取り3選
収納や生活動線を工夫することで、限られた床面積でも暮らしやすい住まいにできます。
たとえば、キッチンから洗面室やランドリースペースまでの距離を短くしたり、玄関やリビングなど使う場所の近くに収納を設けたりすることで、日々の家事や片付けをスムーズにできます。
収納は量を増やすだけでなく、何をどこに収納するのかを考えて配置することがポイントです。必要な場所に必要な収納を設けることで、居住スペースを確保しながら、すっきりと暮らしやすくなります。
限られた予算で平屋を建てる場合は、設備や仕様にも優先順位をつけることが大切です。
たとえば、断熱性や窓、キッチン、浴室など、暮らしの快適さや使い勝手に関わる部分にはしっかり予算をかける一方、こだわりの少ない部分は標準仕様を選ぶなど、メリハリをつけることで全体のコストを調整しやすくなります。
デザインや設備についても、本当に必要かどうかを考えて選ぶことで、不要なコストを抑えられます。安さだけを重視するのではなく、自分たちが重視したい部分に予算をかけることが、満足度の高い住まいにつながります。
平屋の新築費用を考える際は、次のポイントを参考にしてみてください。
渡辺建設では、裾野エリアを中心とした静岡県東部で平屋を建てたい方に向けて、具体的な費用感や予算に合わせたプランをご案内しています。予算や間取りなど気になることがあれば、資料請求やご相談からお気軽にお問い合わせください。